理系と文系

高校生の頃、進路選択に伴って理系・文系のクラス分けがありました。当時はそれだけのことだったのですが、年をとってからも理系・文系にカテゴライズされることがあります。もちろんたわいもない日常会話の中でのことですが、そこで使われている理系・文系の定義は、私が理解している理系(脳)・文系(脳)とは違っていました。ある日、気づいたのですが、日常会話で使われている文系とは、文系(脳)ではなくて非理系という意味だったようです。簡単にいえば数学は嫌い、数学は得意じゃなかったと言っているだけのことです。
ほとんどの人にとっては自明のことなのでしょうが、私は長い間気づきませんでした。正直、今でも違和感を持ち続けています。私は文系だから・・・云々・・・という言葉を聞くと、反射的に“文系じゃなくて非理系だろ”と思ってしまいます。高校の理系クラスから大学の工学部に進み、建築の仕事をしている私は、世間的には理系の人間だと思われることが多いのですが、自分のことを理系(脳)だと感じたことは正直ありません。私の理解は、理系(脳)の人も文系(脳)の人もそれぞれ全体の5%程度で、残り90%はどちらでもない、というものです。90%のうち数学が比較的得意だった人が1/4程度、苦手だった人が3/4程度いて、その人達が文系と称しているのでしょう。あまり好きな言葉ではありません。