外皮の断熱性能
建物の省エネ性能を確実に高めるためには外皮の断熱性能を向上させる必要があります。外皮とは建物の屋根・外壁・窓・床など外気と接する部分のことで、少しだけ古いデータになりますが、冬に暖房の熱が室内から逃げる割合は屋根6%、外壁19%、窓4 ...
庇と太陽高度
建築の設計手法の一つにパッシブデザインというものがあります。パッシブはアクティブの反意語で受動的とか消極的という意味。機械設備によるアクティブな環境コントロールではなく、建物自体で環境(熱や空気の流れ)を制御して快適な室内環境をつくる ...
冷暖房と給湯の消費エネルギー
前回の続きです。エネルギー消費量が冷房と暖房で大きく違う理由のひとつに期間・時間差があります。例えば外気温が24℃を超えると冷房18℃を下回ると暖房を行うと仮定した場合、私が住む山陰で最高気温が24℃を超えるのは6~9月、日平均気温で ...
住宅のエネルギー消費量
家庭が1年間に消費するエネルギーの国際比較をみると、日本はアメリカの1/2、ヨーロッパの2/3程度です。日本の数値が低いのは暖房エネルギーが圧倒的に少ないため。全室・長時間暖房が主流の欧米に比べ局所・間歇暖房が主流の日本は消費エネルギ ...
夏を旨とする住まい
徒然草の有名な一節“家のつくりやう(よう)は夏をむねとすべし”は、学生の頃から建築家・小説家の書いた文章でよく目にしていましたが、実際に住宅を設計する立場になると簡単には成り立たない話だと気づきます。四季のある日本では夏の暑さ対策と冬 ...
方丈=10尺×10尺
寺の住職が住む建物を方丈と呼びますが、元々は1丈四方(平方・square)という意味です。丈は長さの単位で10尺のこと、つまり方丈とは約3m×3mの広さを示しています。方丈サイズの草庵に住んでいたのが鴨長明で方丈記というタイトルもこ ...
1間(けん)=6尺とは限らない
畳がある家で育った人には部屋の大きさを〇〇畳相当と表現すれば伝わりやすいという知見がかつてはあり、主要室の面積は㎡数と畳数を併記することが一般的でした。その当時、特に高齢の男性からは“都会の8畳は田舎の6畳くらいだから”といった言葉 ...
斐川平野には不思議が残る
“鉄穴(かんな)ながし”によって斐川平野が造られたかのように書かれた文章を目にすることがありますが、実際は少し影響があった程度ではないでしょうか。斐川平野(簸川平野・出雲平野)の面積は東西20km×南北8kmで約160k㎡、砂鉄採取の ...
和風・和の暮らし・和モダン?
和風庭園や日本建築といった言葉は日常生活でごく普通に使われますが、学問上の定義がある言葉ではないため、専門書で使用される場合は著者によって“この本の中では〇〇という意味で使用する”と注釈が付くこともあります。広告や旅行雑誌などマーケテ ...
イメージの共有
土木設計や機械設計ではあまり多くないかもしれませんが、建築設計は建物オーナーやユーザーと打合せすることが多いため、技術的タームを極力用いないでコミュニケーションする必要があります。特に設計の初期段階では初対面でバックボーンが全く異なる ...









